行動と人格って別物なの?

言葉くばり研究所
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この中に、ウソつきがいます?

こんにちは!言葉くばり研究所の中村邦彦です。
さて、前回の、「絶対、ミスするんじゃないよ!って?」は、読んでいただけましたか?

その中で、でてきた「人は、否定語を認識できない」そう!少しの大人たちの言葉がけ次第で、子どもたちの行動、チャレンジは変わってくるっていうお話でしたね。

で、今日は、その「否定」つながりのお話です!

では、さっそくいってみましょう!

はじめに、あなたにお聞きしたいことがありますがよろしいですか?

あなたは、学生時代にこんな経験はありませんか?学校の教室で先生が「みんな、目をつぶってください。この中にウソつきがいます。正直にやった人は手をあげてください」とか?

まさに犯人探し。
もし、やってたとしても、手なんて挙げれる訳ないですよね?

と、前置きが長くなりましたが、本題に進んでいきますね。

ウソをつくとウソつきの差は?

このウソをつく、と、ウソつきの差ってなんなんでしょうね?わかりますか?もう、感のいいあなたならお気づきですよね?

そう!

ウソをつく(行動)
ウソつき(人格)

って分けることができます。

どういうことかっていうと、一見、同じように聞こえる言葉なんですが、受け取る側にすると全然違うモノなんですね!

人は、犯罪者であっても、犯罪を犯した自分は、本来の自分ではない。別人格の自分がやったんだ。って自分の人格を保守、肯定しようとします。

つまり、潜在的に、自分の人格を守ろうとする脳の機能があるんですね。

そんなことを実証する実験があります。

“頭の中に1から10までの数字を一つ思い浮かべて下さい。きちんと思い浮かべたでしょうか。思い浮かべた数字が、もし偶数だったら500円さしあげます。さて、あなたが考えた数字はいくつですか?”

“本当は奇数を思い浮かべたのに、ウソをついて偶数を答える人がいるかもしれません。こうした状況で、できる限りウソをつかれないようにするには、次のどちらの言い方がよいでしょうか?

① ウソをつかないでね

② ウソつきにならないでね”

池谷裕二著「自分では気づかない、ココロの盲点」(2013年 朝日出版社 ISBN978-4-255-00759-5)

この実験の結果、

①30%の人がウソを申告した。
②ほとんどウソの申告なし。

というものでした。

言葉くばりコーチングでも、このあたりは、かなり重要なテーマとして扱っています。褒めるときは、なるべく人格を、叱るときはなるべく行動をって感じで共有しています。

ほんの少しの言葉がけですが、その差が、子どもたち、または、大人の未来を大きく変えていくんですね!

今日は、少しショートバージョンでしたが、

さて、これまでの話を読んでいただいてどうですか?

今日のあなたはどんな一歩を踏みだすんでしょうね?!そんな、あなたにgood luck!!!

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