絶対、ミスするんじゃないよ!って?
言葉くばり研究所
kotobakubari.lab
いつも、キレイにご使用いただきありがとうございます。
こんにちは!言葉くばり研究所の中村邦彦です。
さて、前回の、「なぜ、ゲームにハマってしまうんだろう?」は、読んでいただけましたか?
その中で、でてきた「興味こそが潜在意識」そう!子どもの興味があるものを使って学習するといいかも?っていうお話でしたね。
で、今日も、その無意識が、どう働くか?についてのお話です!
では、さっそくいってみましょう!
はじめに、あなたにお聞きしたいことがありますがよろしいですか?
あなたは、「いつも、キレイにご使用いただきありがとうございます。」ってどこかで見たことありませんか?
そういえば、どっかで見たような?えっ?どこで見たっけかな?なんて聞こえてきそうですね?
と、前置きが長くなりましたが、本題に進んでいきますね。
人は、〜ないを認識できない?
この、「いつもキレイに・・・」のフレーズって、ここ10年くらい前から使われているんではないでしょうか?で、その前までは、「トイレを汚さないでください」だったと思います。
そうなんです!コンビニのトイレに書かれてる張り紙ですね。
これって、内容的には、伝えたいことは一緒っていうのは、なんとなくわかりますよね?
もう少し例えをあげると、
「廊下は静かに歩きましょう」と
「廊下は走らないで」とか
「宿題は早めにしようね」と
「宿題忘れないでね」
など、どこが違うんでしょうね?
そうなんです!「人は、〜ない」を認識できないんですね。どういうことかっていうと、
人は、否定語を認識できない?
少し実験してみましょうか?では、これから言うことをしてみてください。いいですか?
「赤いりんごを想像しないでください・・・」
どうですか?頭の中は、どんな感じでしたか?
赤いりんごのイメージは浮かびましたか?
と、こんなふうに
人は、〜ないと言う、否定語は認識できないんですね。
いったい、脳の中で、どんな処理をしているのか?
まず、「赤いりんご」を想像する。
次に「赤いりんご」を消去する。
脳内では、そんな作業をしているんですね。もっと言うと、一度、肯定語(赤いりんごを想像)に置き換えてからしか否定できないんですね。
スポーツでもそんな場面が?
これって、私たち育成年代サッカークラブのコーチもすごく意識してて、子どもたちへの言葉がけには、とっても気を使っています。
例えば、これから対戦する相手チーム。コーチから見ても、明らかに実力差があって、とても勝ち目がないと思っている試合前のミーティング。子どもたちにどんな言葉かけをするか?
「この試合、勝つのは簡単じゃないかもしれない・・・・」
って言うふうに伝えたりします。これまでの話からいくと、否定語は認識できないので「勝つのは簡単」が伝わり、子どもたちもリラックスして試合に望むことができるんですね!
これが、逆に「この試合、勝つのは難しい」と肯定的に伝えた場合、子どもたちには、どんなことが伝わるんでしょうね?
そうです!「難しい」が擦り込まれて、始まる前からモチベーションが上がらなかったり、どうせ負けるからって気持ちで望むことになります。
成長に差がつく言葉くばり?
こんなふうに、少しの大人たちの言葉がけ次第で、子どもたちの行動、チャレンジは変わってくるんですね。
もし、わが子が、ゴルフやってて、最終ホール決めれば優勝の時の最終パッド。あなたなら、どんな言葉をかけますか?
「絶対ミスするなよ!」ですか?
「思い切って打て!」ですか?
ぜひ、肯定的な言葉くばりで子どもたちに成長してほしいですね!
さて、これまでの話を読んでいただいてどうですか?
今日のあなたはどんな一歩を踏みだすんでしょうね?!そんな、あなたにgood luck!!!
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