絶対、絶対に開けちゃダメ!!
誰もが子どもの頃、聞いたことのあるお話。「浦島太郎」なんども何度も聞いたことのあるお話ではないでしょうか?!
さて、今回、このお話で出てくる玉手箱。助けた亀に連れられて竜宮城で、この世ではあり得ないおもてなしに大ご馳走!!さぞかし幸せだった浦島太郎が、帰り際に乙姫様にいただいたもの。
乙姫様「絶対にこの箱を開けないでください!!」って、いただいた玉手箱。浦島太郎は、「わかりました!!」といって、後ろ髪を引かれながら現世に戻りましたね。
この結末は言うまでもありませんが、もしあなたが浦島太郎だったらどうしていましたか??玉手箱を開ける?開けない??開ける??
私なら間違えなく開けてますね!!で、まさしく白ヒゲ爺さんになってたと思います!!あなたは??
さて、ここで、今回の「それ絶対に開けちゃダメ!!」ですが、これは、他の昔話でもあります。そう、鶴のおんがえし。「絶対にみないでください!」って、こんなこと言われたらみたくなりませんか??なりますよね?!
そうなんです!これは、『カリギュラ効果』って言って、人は禁止されるとなおさらそれをやりたくなるんですよね!!ここに立ち入らないでください、廊下を走らないで、おしゃべり禁止など。そして、さらに『絶対』〇〇しないでください!!とか言われたら、絶対そうしてくださいにしか聞こえませんよね?!
なので、大人でもなんとか理性でってところですが、好奇心旺盛な子どもに〇〇禁止は、なかなか通用しません。もう理屈ではないんで!!
でも、本能的にこういう行動をとるからと言って、全てがok!!ってことにはなりません。何かっていうと、そう、命に関わること。先日、スクールで、横断歩道を赤信号で渡って来た子を偶然みました!!
その子に聴いてみました!「さっき、赤信号渡って来てなかった?!」
すると、その子「お母さんがいま行きなさいって合図したから!!」って言いました。そんな時、あなたならこの子にどんな風なメッセージを伝えますか?!
ルールだから?危ないから?絶対したらダメだよ!!って伝えてもこれまでの話。禁止されるとやりたくなる!本能ですから!!これではこの子は守れませんよね?!ただ伝えたのでっていう大人の責任転嫁でしかないですよね?!
じゃあどう伝えるか?わたしはこんな風にしてみました!!「例えば、〇〇くんが横断歩道を渡った後に、仲良しの年下の子が追いかけて来て、目の前で車にはねられたら、〇〇くんはどんな気持ちになりそう??」って。
すると、〇〇くん、目に涙を浮かべて、少し間をあけて「そんなのいやだ!!」って言って、わたしの伝えたいメッセージを受け取ってくれたのかなって感じました。
あと補足ですが、このままだと〇〇くんがお母さんに対して不信感を抱いて欲しくないので、「コーチが言ったことをお家に帰ってからお母さんとよく話をしてみて!!」と伝えました!すると、お母さんにも意図は伝わったとメッセージをいただきました!
めんどくさいような話ですが、これは、これまで私たちが関わってきた人たちから学んだ、悲しい出来事を起こさないために、絶対に譲れない続けていくスタンスです!!万が一でも一はあります!
禁止はだけでは守れないものもある。これからも子どもたちには、その子に一番伝わる方法で伝えていきたいと思ってます!!