成長のチャンスを見逃さない
さて、今日は育成年代の「成長のチャンスについて」
昨日、サッカースクールの時の出来事。
最後のゲームの時、レフェリーなしで子どもたちだけでやってました。
わたしは、遠くから観察していました。
すると、なにやら言い争いに?!ここではまだ、介入しません。様子をじっくり観てます。
「今のゴール入った!!」、「いや入ってないって!!!」
しだいに言い合いはエスカレートして、今度は「お前がおかしい!!」、「お前は馬鹿か?!」
など 人格を否定するような言葉になってきました。
よーし!!いまだ!!! ここで、介入。「はい!いま言ってた二人 レッドカード!!!」
5分間退場ね! しかし、ここで、そのひとりがボール思い切り蹴って関係のない子どもに直撃!!
「A君は今日の練習最後までゲームには参加できません」って伝えました。
そのA君、数秒で号泣!!
「きたきた!!!」ここが成長のチャンス!!
最近、仲間に対して少し攻撃的になってたA君。
泣きながら「コーチなんで練習できんの?」
わたし「なんでだと思う?」
A君「・・・・・・・」
わたし「サッカーにはルールがあるよね。なんでだと思う?」
A君「う〜ん? ゲームがぐちゃぐちゃになって楽しくない」
わたし「そうやね。あとは」
A君「反則したり相手を蹴ったり、叩いたりなる」
わたし「そうやね!だったら何のためにルールがあるんやろうね?」
ここで、A君は気づいていました。全てを話さなくても。
でも、その日は、最後まで参加はさせませんでした。
A君の成長の絶好のチャンスだと思ったから。
わたし「明日、試合があるよね。それまでによく考えてきてほしい」って
伝えました。まだ、A君は号泣してました。
泣くことは悪いことではない。成長のチャンスを潰すことが
悪いこと。そして今日の試合。
一皮剝けたA君の勇姿が観れました!!!
うれしい経験だけが成長のタネではありません。あらゆる経験こそが
子どもたちを成長に導くひとつ一つのタネとなります。
失敗から学ぶこと。大切ですね。